2020/10/03歯周病の基本治療について

歯周病の基本治療について

歯周病の基本治療とは歯周病の進行の程度にかかわらず、まず初めに行われるべき治療の事です。

原因である歯垢(プラーク)の除去、および歯石の除去、歯の根面の滑沢化【かったくか】(つるつるの意味)、動いている歯の噛み合わせの調整などです。

プラークの除去をプラークコントロールといい、そのほとんどがご自宅でのセルフケアによるものとなります。

これが歯周病の治療には 最も重要と考えています。

(場合によっては歯科医院で機械的に清掃する事もあります。)

 

歯科医院での機械的な清掃には、歯の表面の歯垢や歯石を除去する事や、根の面に付着している歯石を取り除く事や、ざらざらしている歯面や根面を滑沢(つるつる)にしていく事などがあります。

歯周病の進行に伴い歯が動いてくると、その負担を軽くするために歯を削るなどして、噛み合わせの調整を行います。

それでもグラグラして噛みづらい場合は歯科用の接着剤で隣の歯を接着し、グラグラを抑えていきます。

これらの歯周基本治療により、歯周組織が改善され安定した状態が維持されればメンテナンス(定期検診)に移行します。

歯周病の基本治療は歯周病を治すだけではなく、治療が完了した歯に虫歯が再発しないようにする為に、また新しく虫歯にならないようにする為に非常に大切な治療になります。

 

その為、

当院では歯周病の治療に複数回、通院して頂くことになりますが、歯周基本治療の重要性をご理解頂けたら幸いです

 

 

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